エッセイ

甘い卵焼きが許せないのであーる

世の中には甘い卵焼きがはびこっている

やあ、みんな卵焼きは好きかな?

僕は大好き。でも甘い卵焼きだけは許せない。

たまに弁当に卵焼きが入っていて、

「いいねえ。好きだよこういうの。」と孤独のグルメの井之頭五郎バリに心の中でつぶやいて

一口パクリ。

「ふざけっっ!!!!!!!!!」

その卵焼きが甘かったときの絶望感ときたらもう。。。

こないだは「からあげの天才」という店のからあげと卵焼きが入った弁当を買ったが、

ゴリゴリに甘く味付けされたその卵焼きはまさに絶望だった。

テリーの野郎。

 

甘いのなら卵焼きでなくとも、デザートでいいじゃないか。なんという卵の無駄遣い。

とにかく白飯に合わない。どうしてもカステラを白飯で食っている感覚になってしまうぜ?おい?テリー?

関東は甘く、関西は塩辛い「卵焼き」 

どうやら関東は甘い卵焼きで関西はしょっぱい卵焼きの傾向があるらしいが、関西でも甘い卵焼きは見かけるぜ。

実家で作る卵焼きがしょっぱいものだったからこの違和感を感じるのでは?

と思ったかもしれないが、仮に実家の卵焼きが甘くても大反対していたに違いない。

この甘い卵焼きに非常に近いものがある。

それがわが故郷の郷土料理である「いかなごのくぎ煮」だ。

単品の料理としてはよかろう。飯にはあわん。

甘い。甘すぎる。

しかし、このいかなごのくぎ煮を嫌いな人間にいまだかつて会ったことがない。

兵庫県では大人気であり、いかなごのとれる季節になると

「わ~ことしのいかなごは大漁ですね~?」とかいうニュース番組が流れている。

そんなもんはくそである。

白飯にいかなごをのせて醤油をぶっかけてほうがうまいに決まっているぜ。

話が脱線したぜ?

 

「卵焼き(甘)と注意書きが必要だ」 

こんな文句を垂れていてもしょうがない。

好きな人もいるのだから存在は認めましょう。

ただ僕のような甘い卵焼きが苦手な人間に少しでも配慮していただけないだろうか?

「卵焼き(甘)」これでいい。これをどこかに記載すればいいだけさ。

これなら甘い卵焼きを欲している人間も、しょっぱい卵焼きが好きな人間も

「あ、ここの卵焼きはあまいんだね?」と

安心して注文することができる。

要はカレーの表記と同じ扱いにするだけだ。

甘口、辛口ってあるでしょう。それを卵焼きにも採用しようではありませんか。

ねえ?テリーさん。

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