エッセイ

壁が薄くてぬるい家

東京都板橋区に引っ越してきてから半年がたった。

よく東京の家賃はたかいというが、地元の神戸は東京よりめちゃくちゃ不便なのに東京とそんなに変わらなかった。家賃の天井は断然東京の方が高いでしょうが、一人暮らしワンルームとなると意外と中途半端な都会よりも東京の方が安いのではないだろうか。

とにかく駅ちかにしては安い。家賃を考慮すればなにも文句はない。ただそれでも文句を言わせてほしい。

壁がとにかく薄い。隣に住んでいるのが異国民カップルで深夜2時から3時が活発になるので最初かなり苦痛だった。そのカップルの女性の方は近所のセブンイレブンで働いており、たまに会うとちょっときまづい。

そもそもその子がセブンイレブンで働いていたのも最初気が付かなかったが、うちのアパートに帰ってくる途中にセブンイレブンの制服を干していて、そういえばあの人働いてると気が付いた。

そんな彼ら夜中の2~3時になるとドンドン音がして、なにかしゃべっている。

そして20分くらいしたらスパイシーな香りが隣の僕の部屋まで漂ってくる。

ちょっと匂うとかじゃなくて、家の台所でエスニックな料理を作っているんじゃないかというくらい近い匂いだ。

いくら壁が薄いからってこんなに匂うのはおかしい。そう思った僕はその原因を発見した。

僕は喫煙者なのでたばこを吸う。その際、キッチンにある換気扇で吸うのだが、消すのがめんどくさいのでつけっぱなしだ。そして完全にそこから隣の家のエスニックなにおいが侵入してきていると気が付いた。

それから換気扇はこまめに消している。

うちはワンルームなのだが、その外国人カップルと別にアベックが住んでいる。

そのアベック2階に住んでいるのだが、しょっちゅう洗濯物が電線に引っかかっており、あたりが少しだけざわざわする。

今僕住んでいる部屋。正直、一人でもちょっとせまい。だから同棲している彼らはこ0の狭いワンルームで各々どこのポジションにいるのか気になる。

正直同棲の友達がきても1泊はきついと思う。

このワンルームで同棲できるのならば、これから永久に仲たがいすることもないのではないだろうか。

これが本当の愛なのかもしれない。同棲するということを考えるだけで嫌だが、仮に考えたとき、必ずお互いの部屋は必須だと思ってしまう。でもこんな考えをもってしまう時点で本当に好きなのではないかもしれないと、彼らから学んでいる。

あともう一つ不満があるのだが、それがぬるいことだ。

ここの部屋は常に気温がぬるい。ちょうどいい日がない。なんかそよ風が吹いてて、涼しい日ってありませんか?

そんな日であろうと窓を開けても全く風がはいってこない。ぬるい。

目の前にはなにもないのに風が来ない。

さむいか、あついか、ぬるい。

絶対に他のアパートに住んだらこんなに空調を調整することもないと思う。

電気代ちょい足しだ。

そんなこともいいながらなんだかんだ気に入っている。

これからもよろしくだぜ??

 

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