エッセイ

新年早々仮病で仕事を休んだ

2025年。

今年はいいスタートを切りたい。

そう思っていた12月28日の気概はアルコールによりかき消され、ようやく酒が抜けシラフにもどった1月4日にはもう時すでに遅しだった。

昼夜逆転で夜中に寝ようとしたが、一睡もできず完全に無気力。

今日が仕事だと思うと動悸がする。

2時、3時、4時、刻々と時間は過ぎる。

 

5時半になったころにはもう心の中では半分「今日は休む」という選択肢がでてきていた。

結局その後も寝れず、8時5分、僕は会社に体調不良で休むことを伝える。

「お大事に」

社長からの返信があっただけ少しホッとする。

いつものように会社のラインには客とのやりとりなどが羅列されていく。

通知はもちろん切っているが、別のラインがくると「未読200」という数字が心を落ち着かせない。

さすがにためすぎなので確認した。

先輩が僕の仕事をしてくれている。

「ご対応ありがとうございます!申し訳ありません!」

ここではたらきだしてから謝ってばかりだ。

自尊心が日に日に下がっていく。

ここまで下がったことはないかもしれなかった。

 

とりあえず朝方の睡眠負債があるので、午後少しだけ寝よう。

ただ、数時間。

また今夜寝れないと困る。

 

結局5時間ほどねてしまっていた。

 

そして今、昨日と全く同じ現象に陥りブログを書いている。

まだ1時46分だ。

大丈夫。

まだ寝れる、

しかし、全然眠くない。

 

昨日寝れない間、さすがに目がバキバキで布団に入っていると気が狂いそうだったので、

転職サイトを漁る。

近所で年休が高いものを調べつくし、会社の評判を調べる。

業務内容は何も気にしていない。

とりあえず調べ終え満足した僕は次の転職サイトを調べる。

 

調べながらどうせ運良く採用されてもすぐに辞めるから意味がないのはわかっている。

それでも調べる。ただひたすらに。

 

なんで続かないのか、何が嫌なのか、いつも仕事を辞める時理由を探しているが、

本当の理由が自分でもわからない。

何が自分の中で大切なのかわからないから、次の仕事も辞めてしまう。

その繰り返し。

 

そう、今、確実に僕は病んでいる。

何もしたくないのに何かしたい。

なんだこの感じたことのない孤独感は。

何もわからない。

私は誰、ここはどこ。

 

とりあえず酒をやめよう。

これのせいかもしれない。

きっとそうだ、

やめれば正常な自分に戻れる。

 

寝ます…

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