エッセイ

隣人の外国人の騒音がひどすぎてマジでぶん殴ってやりたい

騒音トラブル。

それはボロアパートに住む僕にとって、風物詩のようなものだ。

春先になると、住人が引っ越し、また新しい入居者が入ってくる。

あぁ、今回の隣人は静かでよかった。

と思ったのも束の間、数ヶ月するとドンチャン騒ぎを起こすやからが多いのである。

特にうちのアパートにはどこの国出身かもわからない外国人が多い。

こういった外国人トラブル。主にアジア系の中国人であったりが多いが

おそらく顔の濃さからしてインド系である。

 

謎の民謡。クラブミュージック。

夜中になると、故郷の友人を連れ込んでは酒を飲みながら太鼓やギターを演奏し、

最終的には大合唱する始末である。

 

僕はこの問題を解決するためにあらゆる策を考えた。

壁ドン。

交渉。

通報。

 

ネットの記事で壁ドンはよくない、という書き込みを見つけたがそんな当たり前のことは重々承知だ。

壁ドンのいいとこは圧倒的なコスパ。もちろん逆上されたりという少しのリスクはある。

早速僕はこの壁ドンを試した。

普通に生活しているだけでも結構な生活音が聞こえるこの壁の薄さからして、必ず気づくに違いない。

大宴会が始まり、コーラスが入ったちょうどその時だ。

「ドン!」

まずは1回。

拳でひとつき。

壁が薄いので、あまり強くやりすぎると壁に穴が開く可能性も考慮し、力加減を調整する。

「アラララ〜〜〜〜〜ルルルル〜〜〜〜♪」

彼らには全く効果がない。

 

次に

ドン!!ドン!!ドン!!!

 

かなり強めに壁ドンした。

これはさすがに気づくだろう。

 

しかし時がたっても一向に騒音は鳴りやまない。

なんなんだ、こいつら、騒音はなりやまずもはや祭りでも行っているのかというくらいの騒ぎだ。

 

そこで気づいた。

そうか、もしかすると「壁ドンされる=うるさいぞ」

という認識、文化、が彼らにはないのではないだろうか。

 

むしろこの僕がおこなっている壁ドンはこのミュージカルを盛り上げるひとつの要素になっている、

貢献しているのではないか。

 

そして僕は次の解決策にでた。

「交渉」である。

これも非常に危険である。

殴られるだけで済むならまだマシだ。

もしも隣人の外国人がテロリストで拳銃なんかもっていたらこちらとしては太刀打ちできない。

しかし試す価値はある。

 

ピンポーン。

インターホンを鳴らす。

 

出ない。

 

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。

連続攻撃。

 

ガチャ。

 

「ハイ?」

 

ようやくでてきたインド系の男。

部屋には金太郎飴みたく同じ顔のやつが男女4人はいる。

そしてすごい、音が。これは壁が薄いとかそんな問題ではない。

常軌を逸している。

 

「ちょっとうるさいねんけど。」

外国人に対してタメ口になるのはなぜだろうか。

 

「ア、ウン。」

 

バタン。

 

あ、うん?

一瞬なにが起こったのかわからなかった。

一言だけ述べ、扉を閉められた。

 

彼は理解した。

という旨をこちらに伝えたのだろうか。

 

変な音楽演奏してなにがそんなに楽しいんだ。

 

こんな奴らに直接言って通用するわけない。

何を口で言っても聞かない子供と同じだ。

わからなければ殴るしかない。

しかし、我々はもう大人だ。

警察の力を借りよう。

 

そして最終手段にでる。

通報である。

早速、電話をかけ要件を伝える。

「あ〜、ちょっと時間かかりますけど大丈夫っすか?」

警察はだるそうに受け答えをし、到着まで20分ほどかかることが伝えられた。

 

20分後。

警察が家に来る。

「ちょっといまから注意しますんで。ただ注意しかできないので、この後は管理会社さんにいっていただくしか。」

「承知しました。とりあえずお願いします。」

ようやく来てくれて歓喜だったが、いかんせん気が弱そうな警察官でこれは焼石に水どころか、マグマにおしっこレベルだ。

期待できない。

 

そして警察は見事その期待を裏切らず、その日朝まで延々と宴は繰り広げられるのであった。

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