エッセイ

脳死しながら取得できる資格さがしてみた。

あ~楽したい。脳死しながら=講習のみで取得できる資格はねえのか!!!!

「講習のみ 資格」検索。

クレーン技師の資格を発見。

ある日のことを思いだしました。

それはコロナちゃんが萬栄し始めた3月ごろのことです。

僕は飲食店に勤めており、会社が倒産。

FIREされたのです。この時期仕事が激減した人も多く、コンビニバイトすら面接にこぎつけないという状況。

そんな時、友人が日雇いのバイトを紹介してくれました。

内容は倉庫の荷物運び。

何を運んでいるのか全く分からなかったのですが、とにかくその段ボールが重くて

開始20分でぎっくり腰になってしまいました。

運命のいたずら。

しかし

「腰が痛いので今日はすみませんが、帰ります。。。」

なんていったら生活できません。

そこで僕は悪知恵を働かせることに。

どうすりゃいいんだこの状況。もうこの腰じゃ運べねえ。

そもそも自分は肉体労働にむいてなかった。前もあったぞこんなの。。。

なにか糸口はないのか。。。

周りを見渡すとかなり人が多い。軽く200人はいるな。

そして個々の人間を監視しているのはおそらくクレーンに乗っているやつらだ。

あいつら楽しやがって!俺もあの機械にのりたい!なんて思っておりました。

すると急にピかーーーーん!!!!

僕の脳内でひらめき。革新的なひらめき。

「こんなに人がいるんだから1人くらい徘徊しててもバレないんじゃないか?」

僕は荷物を運ぶのをやめ、作業している人間に紛れることにしたのです。

しかし歩くだけでも辛い。

帰りたい。。。ママ。。。

あと3時間。そこだけ乗り切れば家に帰れる。

ごまかすんだ。クレーンの奴らは荷物に夢中だ。奴らは荷物を運ぶのが楽しくて仕方ないんだ。

変態やろうめ。

そんなことを思いながらテクテクしていると

「おい!!!そこの奴!!」

「ふぇ!!?」

「さっきから全然仕事してないよな?」

「あ、いえそんな」

「仕事しないなら帰れ。」

「ご、ごめんなさい。腰が痛くて。。。」

「そうか。。ほんならあそこでシールはっとけ。」

「シール?ですか」

「そうや、トラックに積んだ荷物にシールはるんや。おーい!!」

「ナンデショウカ?」

タイ人登場。

「こいつに仕事振ってあげて。腰が痛いらしいから。」

なんてやさしいんだ。

「ワカッタ。コッチキテ。」

そして僕は残り時間、タイ人の方たちと永遠シールを張り続けることになったのです。

素敵なお話でした。

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