みなさん、脱毛はしていますか?
今日では僕の周りでも髭脱毛をする輩が増えてきまして、モサモサだったものがツルツルテンテンになるのを見ると激しく憤りを感じていました。
「僕もツルツルテンテンになりたい…もっとツルツルテンテンになってパイパン女子と付き合ってパイパンカップルになるんだ。」
そんなことを夢に抱いて早2年。もう僕はあきらめかけていました。
しかしある本を読んで再起します。
それは「
」これを読んだ僕は「まさに目から鱗。」いや、「目からイシツブテ」が出てきたような錯覚に陥りました。
イシツブテはLv.10でころがるを覚えます。
まだ立つことさえできなかった幼少期。ころがることで自我を保っていました。
それだけで褒められたものです。
しかし今宵30歳になった僕は、道端でころがっても誰もほめてくれません。
これが人生なんだな。。と絶望に浸っている時。この本に出合いました。
書籍の中にこのような文言がございました。
『今日が人生最後の日なら?』
かの有名なスティーブジョブズ氏は毎朝鏡に向かってこう問いかけたそうです。
そこで僕も鏡に向かって問いかけました。
僕の答えは「S〇Xがしたい」でした。
それなら風俗に行けばいいのでは?とお思いかもしれませんが、僕は愛のないセックスはできないのです。
純愛のセックスがしたい。しかし相手がいない。
ではどうすれば今よりモテるのか。
今現在最もモテている人間は誰だ????
KPOP。ジャニーズ。
共通点を見つけたのです。
髭が全くない。
この瞬間「そうだ、脱毛にいこう。」と思いたったのです。
調べても調べても脱毛サロンばかり。
世はまさに脱毛サロン戦国時代。
とりあえず近所でレビューの一番高いお店に行ってみることに。
カウンセリング初日、僕は興奮していた。
「いらっしゃいませ!」
そこにはパツパツの白いエプロンを着ているお姉さんが。
「ご案内いたします。」
マスク越しでもわかるぞ!絶対かわいいに決まってる。
マスク着脱後、顔面偏差値が3割減と仮定したとしても美人だ。
ふむ。いいじゃないか。こういうの、、、こういうのでいいんだよ(井之頭)
漫画喫茶の個室ほどの部屋に案内された僕はこのエロ可愛いお姉さんと
店の雰囲気や漂っている嗅いだことのないいい匂いに圧倒されていた。
(えっちだ。。。ものすごく。。)
脱毛の説明を受けている際もお姉さんはこちらと時折目を合わせてくるのだが、
ご無沙汰の僕はもはや童貞のような目の動きをしていただろう。
きょどる。というやつだ。
さらには挙動のみならず、部屋に案内されるまでの間にあった一面の全身鏡で自分を見た時の絶望感。
首元よれよれのTシャツ。カミソリ負けして赤くなった口元や顎。
この池袋全域の羞恥を集めたような錯覚に陥った。
僕は紛れもない院内にきている。
病院だ。医療だ。
健全だ。
ここは風俗店ではない。
でもなんだこの違和感。安心感。
最高だぁ。
そして説明中に気づく。
なぜ今まで気づかなかった。
パツパツのエプロン。
なぜパツパツなのか。
考えもしなかった。
どうして?バカめ!
お姉さんのおっぱい。
おおきい。。。とても。。。うん。
乳袋の中には何が詰まっているんだい?
「脱毛の箇所なのですが、、」
「髭を考えております。」
「VIOとのセットもございますがいかがですか?」
「VIO…?だと」
タブレットに描かれた下品なVIOの図を綺麗な人差し指で突っついているではないか。
なんだ。なんなんだ。
そういうことなのか。
VIO脱毛という新しい合法風俗。
陰部の毛を女性に毛を抜かれる喜び。
うんこをつけていったらどんな反応をするんだろう…
気になるなあ。。
しかし金銭的な問題が絡んでくる。
オプションはまだ次回だ。
「髭のみでお願いします。」
「かしこまりました。何回コースにされますか?」
「5回で!!十分ですかね?」
「んー。5回ですと、完全にツルツルになるのは難しいかと」
「じゃ12回で!!」
「かしこましました!それでは20万円になります。」
(結構高いな。。しかし脱毛なら普通か。大丈夫。大丈夫。僕には魔法カードがある。これがあればなんでも買えるんだ。
そう、この世の中で勇逸の錬金術。楽天カードさ。)
「クレジットでお願いします!もちろん分割で!!めちゃくちゃ分割で!!!!」
「20回か25回どちらにされますか?」
「んー。。」
まてよ。
僕がここで25回分割を選ぶとこの人25回分割するくらいの経済力しかないと思われる。
男なら思い切って20回払いだ!!!!!!
「もちろん20回払いで」
「それではカードをお預かりいたします。」
カツカツカツ…
ブブゥ…
「ん?なんだ」
スマートフォンには楽天からのお知らせが。
【限度額超過のお知らせ】とあった。
しまった。
分割だから1万円くらい落とせれば大丈夫なのだと思っていた。
全ての金額を落としてからの分割なのか。
知らなかった。
カツカツカツ…
「お客様、ちょっとカードの方がご利用できないようでして。
2回機会に差し込んだんですけどもダメでして。。。」
(2回差し込んだ。だって?なんてエッチな言い回しだ。)
「あ。すみません。限度額がどうやら。。。」
「では、いま限度額の引き上げささいますか?」
「いえ、一度出直します」
(限度額引き上げには審査がある。ここで落ちてしまってはいい笑いものだ。)
「かしこまりました。それでは次回ご来店の予約されますか?」
「もちろんですとも。」
今回は脱毛できなかったが、エチエチ姉さんと個室でおしゃべりできただけ満足さ。
ホストでいう初回無料みたいなもんだと思えばいい。
うん、いいじゃん、脱毛。