エッセイ

歯ブラシの寿命とは

最近、1年ほど使用していた歯ブラシを捨てた。

歯磨きの際、磨く力が強すぎたのか、毛先がまばらになり、中央部分はクレーターのようにへこんでいる。

使用するとブラシの毛が抜けて口の中に散在する。

 

うちの祖母は同じ歯ブラシを5年ほど使用していると言っていた。

毛先は全く崩れておらず、綺麗に整列している。

さすがに5年同じ歯ブラシを使うのは少し気持ち悪い気もするが、その歯ブラシを見て尊敬の念を抱いた。

「やさしく磨く」ということがいかに難しいか、僕にはわかる。

 

よく耳にするが、歯を磨くにはさほど力が必要ないらしい。

力を込めず、やさしく、丁寧に。

 

これは女性と体を交えるときも同様だろう。

やさしく愛撫するのが良いとこれもまた耳にする。

これもできない。

 

衝動を制御し、やさしく愛撫するなんてそれはエッチなのか。

「自分の立場になって考えてみてください。男性器を強くこすられて気持ちいいですか?」

そんな言葉を言われれば、僕はYESと声高らかに叫ぼう。

逆にチロチロされるほうがむずがゆく、早くしろ!と思ってしまう。

歯磨きだって早く終わらせて口の中を気持ちよくしたいではないか。

 

ちょっと待て。

うちの祖母はスローセックス派ということなのだろうか。

うむむ…想像したくはない…

 

研究を続けるのじゃ…

ブログ村

-エッセイ
-

© 2024 GINGER.COM Powered by AFFINGER5