エッセイ

禁酒万歳

俺は今禁酒をしている。

今日がその記念すべき1日目である。

あと2時間2分をもってこの記念すべき日の禁酒は成功を遂げようとしているが、

どうやら暗雲が立ち込めてきたので、なにか気を紛らわすしかないと思いブログを書くことにした。

 

俺が禁酒を試みたのはこれまで数えきれない。

しかしおわかりのように現在禁酒1日目ということからして成功したことはない。

長くて1か月。早くて18時間。

しかし今までの禁酒と今回の禁酒とはわけが違う。

現在、俺のアルコール依存度は以前のものをはるかに凌駕しているのだ。

2日に1回が毎日になり、日にロング缶2本は4本に。

これはもはやアルコールに完全に依存しているのではないかと気づいたのである。

 

そもそも別に害がなければ辞めなくてもいいのだが、

最近、謎の湿疹に倦怠感。遅刻が続き生活に支障をきたしてしまっている。

朝以前までは7時くらいにはケロッと起きていたのにも関わらず、

アレクサに一切反応できない日や、そのアラーム音を消そうとしてもまるで自分が夢の中にいるように声がでない。

白い球体から怒涛に鳴りやまない爆音

「アレェ。アレェクサア。。。」

声が届かず腕を伸ばすとその手の甲には数か月治らない湿疹があって

「やっぱり酒をやめよう。」と思うのである。

 

飲酒にはほかの依存を助長される役割もある。

禁酒に失敗するということはオナ禁と禁煙。これらも同時に失敗するということである。

酒を飲む→気持ちいい→なんだか物足りない→もっと気持ちよくなりたい→オナニー→ふう。→タバコ→ふう。→やっぱりちょっと飲み足りない→酒を飲む

上記は無限ループになり、またあくる日の朝に後悔の念を生む。

 

午前中はもう起きるのに背一杯だ。

コーヒーを1リットル買ってきて、2時間ほどで飲む。

すると徐々に覚醒し、言葉が喋られるようになる。

しかし頭を使ったことはまだできないので、それでもできそうなことを探すか、YouTubeをボーっと眺めるか。の2択しかない。

 

12時になると昼寝だ。

このままじゃ仕事にならないと寝不足分を取り返すために寝ようとする。

しかしカフェインに侵された脳は覚醒しており、結局寝れない。

 

午後5時。

ここでようやく自分がコックピットにもどってくる。

今までの時間は意識がどこかに飛んでおり、準操縦士くらいの力しかないのだ。

でも6時には退勤なので、残った仕事を結局夜遅くまでやる羽目になる。

そして疲れて一杯欲す。

この繰り返し。

 

 

おさらば。おさらば。おさらば。

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